(2)オーストラリアの自然のようす


 ・地形

 オーストラリアの地形は、西部の台地・中央の低地・東部の高地の三つに分けることができます。
(ア)西部の台地 
 オーストラリアの約3分の2をしめる広い土地で、ほとんどがさばくです。人はあまり住んでいません。
(イ)中央の低地
 大部分が草地となっていて、羊や牛の放牧がさかんです。しかし、水が不足しがちなので深く大きな井戸をほって、水をくみ上げています。この中央の低地のことを大鑽井盆地ともいいます。
(ウ)東部の高地
 東部の海岸ぞいには、山脈が横たわっています。太平洋からふく風がこの山脈にあたり、海岸ぞいに雨をふらせます。

 ・気候

 オーストラリアの北部は、1年中暑い熱帯性気候となっています。北の海岸ぞいは、雨が多くふります。
中央部は、気温が高く、ほとんど雨のふらないさばく性気候です。オーストラリアはさばくがとても広く、かんそうした大陸と言われています。
 南部は、1年を通じて、てき量の雨がふります。夏は暑すぎず、冬は暖かい、おだやかな温帯性気候です。
 オーストラリアは日本と反対側の南半球にあるため、季節がぎゃくになっています。