社会科見学  消防署・消防博物館見学

 5月10日、トラムに乗って、シティにある「Eastern Hill Fire Station(イースタンヒル消防しょ)」と
「Fire Services Museum of Victoria(消防博物館)」へ社会科見学に行ってきました。     
   
 
トラム車内でも、消防士さんに英語で質問しようと
練習していました。
 
こちらでも、校長先生と一緒に、質問を英語で
何度も練習する声が聞こえました。
 
トラムにゆられて、約40分ほどで、
フリンダースストリート駅に着きました。
    フリンダースストリート駅から、シティの
大通りを歩いていると・・・

「あ、ここにもあった!」

消防しせつを発見しました。
ここにホースをつないで、消火活動を
するのですね。 
Eastern Hill Fire Station(イースタンヒル消防署)★ 
消防士の方々によるデモンストレーションを見せてもらいました。 
 火事にあったときは、ほのおやけむりから
身を守るため、安全にひなんする方法を教えてもらい
実際にやってみました。
  「crawl down low GO GO GO」 
家の外にひなんしたら、郵便受けの近くで、救助を
待ちましょう。

日本では、火事のとき、119番に電話をかけますね。
オーストラリアでは、「000」(トリプル・ゼロ)に
かけます。
   
 この日のデモンストレーションでは車に閉じ込められた人を助けるために、レスキュー隊による実えんが行われました。
レスキュー車には、数えきれないほどの救助のための道具が積んでありました。
 
レスキュー車にとりつけられた機械で、
みるみるうちに、車のドアが外されました。
 
これが、大型電動さいだん機です。
 
けがをした人を素早く助けるために、天井も
切り取られました。
火事現場では、高温で救助する消防士さんたち。熱さやほのおから身を守るための防火服を着ることができました。
防火服の重さは、がんじょうなくつや酸素ボンベ、ヘルメットなどふくめて、なんと20kgほどもあるそうです。
   
防火服を着るのに、手間取ってしまいました。
消防士さんは、1秒でもはやく出動できるように、
素早く着ていました。さすがです。
 
いかがでしょう?にあっていますか?
防火服に身を包んで、
気分は、ファイヤーファイターです!!
つづいて、放水体験です。
遠くにあるほのおが消える(たおれる)ようにねらって、 水を放ちます。
  消防車についているホースは、
90mものびるそうです。

ホースの重さと水の勢いが強いので、
ほのおに命中させるのは、むずかしいです。
   
     
消防車に乗りました。
途中で、本当の火事が起きて、消防しょに
サイレンが響きわたりました。
消防車が、出動していきました。 
きんちょうした一しゅんでした。
   
     
 消防士さんに、英語で質問しました。
自分の聞きたいことが、しっかりと聞けました。
 

早く火事現場に行くためのくふうについて質問したり、
もちろん、答えは英語で返ってきます。
 

ふだんは、どんな訓練をしているのか聞いたり、
わかりやすい言葉で、答えてくれた消防士さん達。
 

なぜ消防士になったかのをたずねたりしました。
どうもありがとうございました。
Fire Services Museum of Victoria(消防博物館)★  
 

この消防博物館は、むかし、イースタンヒル消防署として
使われていました。1893年に立てられた古い建物で、
メルボルン初の本格的な消防しょでした。

この見張り塔は、52mの高さがあり、塔の上からは、
その当時、メルボルンの市内が見わたせたそうです。
市民の安全なくらしを守るために、見張り番の消防士が交代で24時間、塔の頂上にいて、交たいしながら、
24時間、メルボルンの街を見はっていたそうです。
 

むかしの通信指令室です。
部屋の中には、メルボルンのいろいろな街の名前が
書かれたボタンがついたきかいが置いてあります。
火事の助けを求める電話がかかってきたら、
アラームも大きな音で鳴っていました。
 
むかしむかし、自動車のない時代には、馬車が
消防車の役目をはたしていまいた。
     
 消防車の移り変わりがわかりやすくてんじしてあります。これらの消防車は、じっさいに使われていたものだそうです。

右の消防車に、「MFB」というアルファベットが書いてあります。
オーストラリアでは、MFB(MetropolitanFireBrigade)とCFA(CountryFireAuthority)という2つの消防局が火事や災害の対応にあたっています。

MFB
はプロの消防士がいるメトロポリタンエリアの消防局。
CFAはカントリーエリアのブッシュファイアー(山火事)などを担当する消防局。
CFAは、ヘリコプター消防隊などのような一部のプロの消防士以外は、ほとんどがボランティアの消防隊員(ビクトリア州内で約3,000名)です。
 青空の下でのお弁当 〜Carlton Gardens〜
 
池のそばで、みんなでお弁当を食べました。気持ちのいい秋空にさそわれて、校長先生といっしょに、だるまさんがころんだをしました。

  楽しかった社会科見学で、たくさんのことを学んできました。
                 このあと、ふたたびトラムに乗って学校に帰りました。
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