「あれがメルボルン日本人学校だよ。学校のまわりを見てみよう。」
「学校から見てシティーは、北西の方にあるね。」
「東の方は、どうなっているのかしら。」「西の方は、どうなっているのかな。」
 わたしたちの住んでいるメルボルンのようすは、場所によってどのようなちがいがあるでしょうか。

   
学校のまわりの様子 八方位

地図では、ふつう北を上にしてかいてあります。

(1)学校の近くのようす

病院 グレンハントリー商店街

○学校の近くにあるもの
「上の写真は、学校の近くにあるものです。どこにあるものか、わかりますか。」
「どこにあったかな。」「このお店は、学校の南東にあったわ。」
「近くでも、わからないところがあるんだな。みんなで学校のまわりを歩いてみよう。」

○学校のまわりのたんけん
 みんなで学校のまわりのたんけんをすることにしました。
 出かける前に、たんけんの計画を話し合って、カードにまとめました。
 1ぱんと同じように、2・3・4ぱんもそれぞれ南コース、東コース、西コースに分かれてたんけんしました。

○絵地図にまとめる
 学校のまわりのたんけんで調べたことをもとにして、みんなで絵地図を作ることにしました。

<絵地図のかき方>
(1)方いをよく調べ、地図の上が北になるようにする。
(2)学校やきょうかい、公園など大きなたて物をかく。
(3)商店がいや住たくの多いところ、トラムのせんろをかく。
(4)いろ分けしてぬる。

【プリント例】

たんけんカード      (1)はん

「しらべること」
・土地の様子
 土地の高いところや低いところはどのあたりか。
・土地の使われ方
 じゅうたく、工場、店が多いのはどのあたりか。

「気をつけること」
・方位じしゃくを持っていこう。
・交通のきまりを守ろう。

〔学校の北コース〕
学校のまわりの地図

絵地図ができたら、みんなで話し合いましょう。
 ・はじめてわかったこと。
 ・北、南、東、西の方のようすのちがい
 ・よくわからなかったこと。

○先生の地図とくらべて
 わたしたちの絵地図と、先生がかかれた地図をくらべてみました。

「先生の地図は、記号が使ってあるわ。」
「記号を使うと、かんたんにあらわすことができるんだね。」
「そうね。それに、決められた記号だと、だれにでもわかる地図になるわ。」
「ぼくたちも、記号を使って地図をかいてみようよ。」

○地図づくり
 絵地図をもとにして、記号を使った地図を作ることになりました。そこで、どんな地図記号があるか、調べてからかくことにしました。
 調べてみると、オーストラリアと日本とでは、地図記号の表し方がちがうことがわかりました。

先生のかいた地図 地図記号

その他の記号も調べてみましょう。

 学校のまわりは、ほとんどが住たく地であることがわかります。
 学校のまわりを歩いてみると、東がわには、大きな道路のホーソンロードがあり、そこにはトラム(ろめん電車)が走っていることがわかります。ホーソンロードに面して、体育のじゅ業などでよく使うプリンセスパークがあります。
 西がわと東がわは、緑の多い、しずかな住たく地になっています。
 北がわにも、住たくが広がっています。学校から北へ10分くらい歩くと、グレンハントリーロードにぶつかります。この道の両がわには、衣料品店・薬局・おかし屋・花屋・銀行など、いろいろなお店がたくさんならんでいます。また、ホーソンロードと同じようにトラムも走っています。このあたりでは一番にぎやかな商店がいになっていて、木、金曜日の夕方はちゅう車場をさがすのにこまるくらい人が集まります。

◎ 学校のまわりを歩いて、めじるしに なるたて物やしせつを、つぎのページの地図に、記号を使って書きこんでいきましょう。 

◎ 家のまわりのようすを自分で地図に書いて、学校のまわりのようすとにているところ、ちがうところを話し合いましょう。