10月27日、日曜日。午前10時。校長先生のピストルの合図と共に第27回メルボルン日本人学校運動会が開会しました。

今年度、児童生徒会が決めた運動会のテーマは、「団結」です。そのテーマには、「運動会に向けての準備や練習、本番での演技を本気で頑張ることで、みんなで協力し合い、仲良くなり、より一層メル校生の絆を深めていこう」という思いが込められています。

 種目は、徒競走や表現のダンス。そして玉入れや綱引きなどの団体種目。そして親子競技の大玉転がし。プログラムの最後には、児童生徒が一本のバトンをつないだ全校リレーがありました。未就学児のチビッ子レースもあり、事前に申し込まれたお子さんや、会場にいたお子さんもたくさん参加してくださいました。

さて、運動会では、みんなが「団結」した素晴らしい演技。悔しさの涙と喜びの笑顔。真剣な眼差しと親子の睦まじい姿、そしてチームをまとめリードしてきた中学生の誇らしさと大役を務めた安堵の表情。カメラを向けるお父さんやお母さんに答えるちょっとはにかんだ表情など、ほほ笑ましい情景が会場のあちらこちらに見られました。そして、運動会閉会式後の全体写真では、勝敗の関係なく子ども達の満足感いっぱいのすがすがしい笑顔がとても印象的でした。

運動会。それはただの学校行事ではなく、子供たちを成長させ、親子の絆、仲間の絆をより深くする、すばらしい学校行事なのだと心から思いました。