持久走の取り組み

冬は寒さのためにどうしても体を動かす機会が少なくなってしまいます。しかし、メルボルン日本人学校では、運動を親しむ態度の育成や目標を達成する喜びを味わうこと。そして体力の保持増進を目的に、6月下旬から1ヶ月間、約15分間の中休み(2,3校時間の休み時間)や体育の授業を使って校庭を走ります。本校の校庭は一周約200m。走った周回の数は、本校からフリンダースストリートまでの往復を目指したマラソン記録カード(160周=約32km)のマスに色を塗り記録していきます。多くの児童生徒がフリンダースストリートを往復する目標を立てました。この期間に見事に達成し、みんなから祝福されて笑顔の子供たちもいれば、達成できずに来年こそはと悔しがる子供もいました。また、持久走の取り組みの最後は、7月のオープン参観デーに行われた持久走の記録会です。ほぼ全員が大幅に記録を更新しました。

このように目標を目指し、持久力の記録を更新できたのは同じ学級の友達と切磋琢磨し、そして記録会ではプレップの6歳児から中学生まで全員が「がんばれ!」と励まし、保護者の方々が声援を送ってくださったから成し遂げられたのだと思います。まさにみんなの力によって達成した記録です。この喜びや成功体験が、きっとこれからもいろいろなことに挑戦する時の原動力となるのではないでしょうか。今日も元気いっぱい活動するメルボルン日本人学校の児童生徒たちです。